生命保険の歴史
生命保険誕生
生命保険のサービスについてはいろいろと資料がありますが、歴史について書かれたものはそう多くはありません。
生命保険はその誕生以来、比較的長い歴史があるようですが保険というルーツそのものはなんと数千年前から生まれていたという文献があります。
現在において保険とは事故や災害 病気などのさまざまなリスクが発生する万一の場合に備え、主に経済的な安心を得るために、多くの人々が加入している社会システムとなっています。
数千年前に古代文明発祥の地の1つとされているメソポタミア地方(チクリス川 ユーフラテス川の流域、今日のイラク)では古バビロニア王国が繁栄していましたが、その当時すでに保険という形の商品があったようです。
バビロニア人の旅商人は遠方との交易を活発に行なっており、バビロニアの金持ちは旅商人の妻子や財産を担保にとって、商売の資金を貸しつけていたそうです。さらに途中、盗賊などに襲われて金品が奪われた場合、あるいは海難事故に遭遇した場合には、襲われた証明や海難の証明さえあれば担保を没収されないという合理的な方法をとっていたという話があります。
また生命保険の祖型をなす共済的な制度自体は、古代ローマで生まれており中世のキルトをへて,ルネッサンスのイタリアにて発展したという記録が残っています。
このように生命保険の歴史には長い積み重ねがあるのでした。それにしても生命保険のご先祖様が古代ローマとはかなり古い歴史があるんですね。